今回はマーケティングの観点から、電車内の広告がない理由、少なくなってきている理由について見ていきたいと思います。
デジタルサイネージ化で、新しい広告形態も出てきていますが、実際のところ効果はあるのでしょうか。
最近では、コロナの影響もあってかJR広告がなくなっているという声も。
ふと、気になったのでまとめてみました。
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電車の広告が少ない?
電車の広告少ないって人達に
両毛線を見せ付けてあげたい。
中吊り広告は自社のやつ、網棚上は0だぞ😃 pic.twitter.com/3XShgcD89q— まりも (@marimo25803) March 20, 2020
電車の広告が最近少なくなってきているのを感じているでしょうか?
中には全くなくなったという車両も。
僕も都内の電車を最近乗っていて思ったのでなぜなのか僕視点で語っていこうと思います。
そもそも、どのくらいの収益効果があるのでしょうか。
今の電車の状況はこんな感じです。
電車の広告がほとんどなくなってる。
利用する人が少ないから広告費カットしてるんだな🙄— 🐕ごろぴえ🐕 (@goropie10) March 29, 2020
これは全く予想しなかった影響で驚いた。「パンデミックが発生した結果、車内を埋め尽くした電車広告が消える」なんて想像したSF作家がかつていただろうか。現実というのは人間の想像を簡単に越えてやってくる https://t.co/xmRi9Ipplh
— Sho Shimauchi (@shiumachi) March 16, 2020
日比谷線ですら地下鉄広告なくなってきてるし、あっても水素吸入サロンだの包茎/ED治療だのの広告でかなり影響キテるなという印象です pic.twitter.com/SPQwIOAA1U
— 幸福のデータ科学㈱代表取締役始祖テラモナギ (@teramonagi) March 16, 2020
広告があるはずの場所が空いてしまっていますよね。
電車の紙広告がない理由
電車の広告がなくなってきている理由はこれとは、断定できませんが、いくつか考えられます。
順に説明していきます。
コロナ影響
コロナの影響で、人が減り、広告が広告として意味をなさないということですね。
コロナウイルスの影響で、電車の広告が減少しているという声がちらほらありました。
確かに、東京の電車が怖いとTwitterのトレンドになっていた様に、人が減っているのは確かです。
このため、広告が減っていくのは必然でしょう。
これから、東京のロックダウンも考えられるため広告はどんどん撤退していくと思われます。
人がいないのに広告を掲載する必要ないですよね。
景気が悪い
コロナからも連鎖して考えられることですが景気が低迷しているからこそ、広告に踏み切れないという会社も多いことでしょう。
広告は社会を写すと言いますから、この理由が最も近い理由かも知れないですね。
費用がかかる
張り替えの人、紙を何千枚と用意しなければならない点。
この様なことから、人件費がかさみます。
紙が媒体である以上、どこからともなく出現するわけでもありませんし、誰かが変えなければ、同じ広告のままです。
在庫を抱えたり、保管するためにも費用がかさみますね。
適切なターゲット選定の効率が悪い
紙媒体だと、一度つけて仕舞えばそのままで関係のない場所で知らない場所の広告を見ることなんてこともあります。
また、土日や時間帯などで適切な広告が貼れない点においても、効率が悪いと言えます。
このようなことから、媒体が紙ではなくデジタル化になって来ており、このまま紙の広告枠が放置されていくのではないでしょうか。
放置というより、進化を遂げているという感じですね。
電車広告はデジタル化へ
先ほども述べたように、紙の媒体は動画、デジタル化へと進歩しています。
プライバシー観点が心配になりますが、画像にも書いてありますね。
2.・録画や録音は一切行っておらず、取得したデータはセンシング機器内でのみ処理し、統計化された情報のみをサーバーへ送信します。
このおかげで、その場その場の状況に応じて広告が変えることができます。
導入に費用はかかるかもしれませんが、それを取り返せる分だけのコスト削減、費用対効果にはなりそうですね。
電車の収益効果は?
大体最低価格660,000円〜最高価格12,000,000円と言ったところですね。
これに見合った収益が得られるのかは、行った企業でしかわからないと思いますが、毎日何百万人と通勤通学に電車は使いますから、効果はありそうな気がします。
電車の広告はスマホユーザーとバッチリ
電車の広告は意外にもすごい影響力があることがわかっています。
情報を得るきっかけになっているメディア広告ランキング
1位 テレビCM
2位 PC・タブレット端末のインターネット情報
3位 電車の車内広告
4位 テレビ番組(ニュースなど)
山手線 日経リサーチ首都圏センサス調べ 調査データ(表側):2017年10月〜2018年6月首都圏駅調査より抜粋
電車の中でしていることランキング
1位 スマートフォンを操作する
2位 ぼんやりと考え事をする
3位 寝る
4位 電車内にあるモニターを見る
5位 電車の中吊り広告を見る
このランキングからも電車広告の凄さがわかると思うのですが、交通広告の春光社が出している記事によると実はスマホの利用者の方が電車内広告(車両広告)をよく見ているという結果も。
広告が少なくなってきているとは言え、まだまだ効果は十分にありそうです。
電車の広告からわかるターゲット選定と費用面
今回は電車の紙広告について話していきましたが、ターゲット選定の効率が悪く、費用面でも莫大なお金がかかることがわかりました。
新しい顧客を獲得、信頼を得るには交通広告はもってこいです。
ですが、媒体も紙からデジタル化になるのは言うまでもありません。
僕自身もこのインターネットがあるおかげで様々な人にアプローチをすることができています。
インターネットであれば、ターゲット選定も容易いですし、費用もゼロと言っていいほどかかりません。(今回の電車広告に比べると)